四代 一入

四代 一入(いちにゅう、1640年(寛永17)~1696年(元禄9))
3代道入の長男。本名は、佐兵衛のち吉兵衛のち吉左衛門。

4代 楽吉左衛門

17歳時に父道入と死別しているため、父の作風はあまり繁栄されておらず、
伝統的な楽焼の製法を継承する。
独自の技法としては、朱釉と黒釉を混入させた鮮やかな朱薬釉を創作。
全体的にこじんまりした茶碗を多く制作した。
門下に尾形乾山、本阿弥光甫など、そのほか庶子(妾の子)に一元がおり玉水焼を創始している。

陶印は、樂の中央「白」。糸字がそれぞれカタカナの「ノ」と「ム」で構成されたように見える。