十二世 小堀正明 宗慶

十二世 小堀正明 宗慶(こぼり そうけい、1923年(大正12)~(現在))
東京都出身。本名は正明。東京美術学校卒

11代小堀宗明の長男として生まれる。幼少時より父の薫陶を受ける。
東京美術学校では、日本画を専攻し、茶を中心とした美術全般に研鑽を深めるが、
在学中に学徒出陣となり、その後もシベリア抑留などの経験を持つ。

1949年に復員となり翌年には遠州公嫡子大膳宗慶公の号を継承。
以降、遠州流の茶道と茶文化の普及に尽力を示し、62年に正式に12代小堀宗慶をを襲名。
92年に都知事表彰、93年に勲四等旭日賞受賞などを受けている。

落款名は「宗慶」など

八世 小堀正優 宗中

八世 小堀正優 宗中(1786年(天明6)~1867年(慶応3))
本名は梅之助のち政優、字は大膳、号は和翁、大建庵

茶匠小堀家6代目の小堀政寿の子として生まれる。
その後、1788年に小室の屋敷を没収され、以降、京都孤篷庵に住す。
1828年に幕府から幕臣としての沙汰を受け、小堀家8世として小堀本家を再興するなど
当家中興の祖とされる。

印名は「宗中」など