五代 勘兵衛

五代 勘兵衛(1781年(天明元)~1856年(安政3))
本名は勘兵衛

5代 大樋長左衛門

4代大樋勘兵衛(土庵)の長男として生まれる。
父に技法を学び、1816年に5代朔太郎を襲名。
加賀藩主13代前田斎広の御用陶師を務め、通例となっていた大福茶碗などを献上。
1850年には江戸藩邸にて、11代徳川家斉将軍の前で陶技を披露するなどよく家芸を守った。
また、陶技については抜き絵の黒茶碗や型物、上絵付けなどを得意とし、
歴代長左衛門の中でも初代に次ぐ名工と称された。

陶印は丸印「大樋」二重枠小判印「お本ひ」など