十代 全道宗守 以心斎

十代 全道宗守 以心斎(いしんさい、1830年(天保元)~1891年(明治24))

武者小路千家10世家元 全道宗守

7世久田宗也(皓々斎)の三男として生まれる。
兄には表千家10世宗左(吸江斎宗左)がおり、幼い頃より茶法を学ぶ。
9代宗守(好々斎)が早死した為にその養子・嗣子として武者小路千家に入る。
家業である松平家への出仕などに従事するが、病気の為に失明、早くから隠居して宗安と号した。
全道隠居後は、義母(9代宗守の妻)が一時宗栄と号して家業を守った。