八代 得入

八代 得入(とくにゅう、1745年(延享2)~1774年(安永3))
7代長入の長男、本名は惣吉(幼名)のち吉左衛門のち佐兵

8代楽吉左衛門

18歳時に家督を襲名するが、25歳(1770年)のころ父長入が没すると
家督を弟に譲り、自らは隠居となり佐兵衛と名乗る。
吉左衛門としての制作期間が短くさらに早世だったため遺作はほとんど残っていないが
現存作品から作風を見ると大半が赤楽の作品で、独自の作風を築く前に没しているせいか
父・長入に似た作品を残している。
号の得入は没後25回忌にて贈られたものである。

陶印は樂の「白」字真中が「ヽ」となるのが特徴。