九代 石翁宗室 不見斎

九代 石翁宗室 不見斎(ふけんさい、1748年(延享3)~1801年(享和3))
本名は粂三郎(幼名)、玄室、宗室

裏千家9世家元 石翁玄室

8世一燈宗室の長男として生まれた。
26歳の頃に父の没にと伴い家元を襲名。
加賀金沢前田家や、伊予松平久松に仕えるほか、重大な仕事として、
1786年正月に起こった天明の大火による今日庵の修復、再建、同時に家宝類の整理にあたる。
翌年9月には、今日庵の再建を完成させ、その披露と利休二百回忌をかねての茶会を主催。
また、日野資技に学んで和歌を能くした。
そのほか、三男の宗什を武者小路家に出して、武者小路家6世家元にしている。