バーナード・リーチ

(Bernard Leach、1887年(明治20)~1979年(昭和54))
香港出身 師は6世尾形乾山

幼くして母親をなくし、当時日本在住であった父に養われ、京都などで幼少期を過ごす。
後に帰英するが、1909年21歳の頃再来日し、白樺派の文人や芸術家と接するようになる。
その中でも特に、柳宗悦と親交を持ち陶芸に惹かれ、6世尾形乾山の下陶芸修行を行い始める。
はじめは楽焼などを制作。
また、浜田庄司の益子窯の元で陶技に励み、河井寛次郎とも知りあい、共に柳の民芸運動に参加。
20年には浜田をつれ本国に帰国し、セント・アイヴスに日本式の登り窯を築窯、リーチ工房を設立。
以降、日本とイギリスを行き来し制作に励み、東西文化を融合した独自の作品を展開した。

昭和41年勲二等瑞宝章、49年には国際交流基金賞などを受賞し、54年92歳にて没す。

陶印は「BL」、押印「BL」など