鴨下春明

1915年 鴨下春明は東京に生まれる
高等小学校卒業後、伯父であり江戸金工の流れを汲む彫金家・桂光春に師事
1940年 独立し、戦後は日展や日本工芸展、日本伝統金工展、伝統工芸新作展などに小金具などを中心に出品
1999年 重要無形文化財「彫金」保持者に認定
2001年 勲四等瑞宝章
2001年 逝去

桂盛仁

1944生
長年に亘り練馬区に在住し制作を続けている、人間国宝に認定された金工作家
江戸時代初期から続く彫金の一派、柳川派の流れを汲み、明治・大正・昭和期にかけて、煙草入れなど装身具の彫金で大人気を博した二代豊川光長、桂光春を輩出した流派
伯父である光春を継いだのが盛仁の父、桂盛行(かつら もりゆき/1914~96)
父、盛行のもとで修行した桂盛仁は、打ち出しや彫金、象嵌、色絵等の技法を駆使し、日本伝統工芸展などで高い評価を得、
宮内庁買い上げ、文化庁長官賞を受賞するなど研鑽を積み、2008年に重要無形文化財「彫金」保持者(人間国宝)に認定