高橋草坪(たかはし そうへい、1803年(享和3)~1834年(天保5))
大分県杵築の人。本名は雨、通称は元吉、字は沢民
幼少の頃より画に興味を持ち、初め同地の画家長谷部柳園に学ぶ。
田能村竹田が杵築を訪れた際に弟子入り、行動を共にする。
師の勧めで京都など各地を外遊し浦上春琴、帆足杏雨などと親交を深め、
その後は大坂を中心として活躍するが、32歳の若さで病を患い大坂にて没。
作品は、師竹田をよく継承し、南画の秀作が残るが、早世のため遺作も少なく
「竹田が認めた幻の作家」とも言われている。
印名は「艸坪」(「草坪」) 「豆人天涯」 「雨印」 「高雨」 「小酌半醺」 など