佐藤圀夫(さとう くにお、1922年(大正11)~2006(平成18))
岩手県出身。東京美術学校日本画科卒
東京美術学校卒業後、1946年に院展で初入選する。
しかし、その後は日展に出品して、49年に日展初入選、以降、山口蓬春に指導を仰ぐ。
54年、59年ともに特選・白寿賞、62年菊花賞の受賞。
77年、文部大臣賞を受賞、89年には前年の日展出品作「月明」で日本芸術院賞を受賞。
99年、日本芸術院会員に就任。
風景、人物、花鳥をモチーフにして展開、その中でも特に郷里東北地方の
厳寒の自然や生活環境を重厚な描写で表現、力強い画風を示した。
平成18年1月24日83歳没。
印名は「圀」など
日本芸術院会員、日展常務理事、名古屋芸術大学名誉教授。