藤原行能筆 和漢朗詠集切 「田家」 鎌倉初期
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¥458,000 税込
商品コード: s-1852
作者 | 世尊寺 行能 (せそんじ ゆきよし、治承3年(1179年) - 建長7年(1255年)) 鎌倉時代前期の公卿・能書家・歌人。太皇太后宮亮・藤原伊経の長男。 官位は従三位・右京大夫。世尊寺家の第8代目当主。 「世尊寺」の家名は行能の代より用いられたとされている。 |
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寸法 | 本紙:横32.5cm 縦27.5cm 総丈:横44.5cm 縦108cm |
付属品 | 二重箱 |
商品説明 | 碧毯線頭抽早稲。青羅裙帯展新蒲。 守家一犬迎人吠。放野群牛引犢休。 野酌卯時桑葉露。山畦甲日稲花風。 蕭索村風吹笛処。荒涼隣月擣衣程。 碧毯(へきたん)の線頭(せんとう)は早稲(さうたう)を抽(ぬきいん)で、 青羅(せいら)の裙帯(くんたい)は新蒲(しんぽ)を展(のぶ)、 家(いへ)を守(まもる)一犬(いつけん)は人(ひと)を迎(むかへ)て吠(ほゆ)、 野のに放(はなたれ)樽(たる)群牛(ぐんぎう)は犢(こうし)を引(ひき)て休(やすむ)、 野酌(やしやく)は卯時(ばうじ)桑葉(さうえふ)の露(つゆ)、 山畦(さんけい)は甲日(かふじつ)稲花(たうくわ)の風(かぜ)、 蕭索(せうさく)たる村風(そんぷう)は笛(ふえ)を吹(ふく)処(ところ)、 荒涼(くわうりやう)たる隣月(りんげつ)は衣(ころも)を擣(うつ)程(ほど)、 はるの田をひとにまかせてわれはただ 花にこころをつくるころかな 斎宮内侍 時すぎばさなへもいたくおいぬべし あめにもたごはさはらざらなん 貫之 きのふこそさなへとりしかいつのまに いな葉そよぎてあきかぜのふく 読人不知或藤原敏行 料紙は水草と流水の下絵が描かれております。 表具は一文字、宝尽くし石畳文金襴 中回し、銀欄 上下、しけの時代の表具です。 箱書は不詳です。 |