古今和歌集 四半切軸装 秋の和歌四首 南北朝時代

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¥128,000 税込

商品コード: s-1717
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時代 南北朝時代
寸法 本紙:横16cm 縦21.7cm
総丈:横39.5cm 縦140cm
付属品 桐箱 紙タトウ 説明書
商品説明 元は四半形の綴葉装の冊子本で雁皮質の料紙に歌一行書、一面にい十行を書写している。
書風は鎌倉後期より室町時代に流行した青蓮院流である。
一行書のため字形が扁平で字間も狭い、しかし謹直で筆力のある筆致。
類品には浄弁策古今集四半切、新田義貞筆菊池切、三室寺切等がある。

古今和歌集 巻第五 秋歌下 四首です。

奥山の岩垣もみぢ散りぬべし 照る日の光見る時なくて 藤原関雄
歌意は山の奥深く、切り立った岩崖に根をおろした紅葉が散ってしまいそうだ。輝く日の光を見ることもないままで。

竜田川 もみぢ乱れて 流るめり 渡らば錦 中や絶えなむ 読人知らず
歌意は竜田川には紅葉が乱れ散って流れている。この川を渡るならば錦の帯が断たれてしまうだろう

竜田川 もみぢ葉流る 神なびの みむろの山に 時雨降るらし
歌意は竜田川に紅葉が流れている。上流の三室の山では時雨が降っているようだ

恋しくは見 てもしのばむもみぢばを 吹きなちらしそ山おろしの風
歌意は恋しいのなら来てごらんなさい。恋は神様が禁止なさるものでもないのだから

表具は一文字、花唐草金襴 中回し、花唐草緞子 上下、しけの良い表具で良い状態です。

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