小堀権十郎 神尾元知宛書簡

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¥388,000 税込

商品コード: s-2030
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作者 小掘政尹・権十郎・篷雪
1625-1694
江戸時代前期の武士茶人。
寛永2年生まれ。小堀遠州の3男。兄正之(まさゆき)から1000石を分与される。
父に茶道,書をまなぶ。山水画や陶芸にもすぐれた。狂歌師の半井卜養(なからい-ぼくよう)と親交があった。
元禄(げんろく)7年8月4日死去。70歳。
通称は権十郎。号は篷雪。
寸法 本紙:横45cm 縦29.8cm
総丈:横47cm 縦119.5cm
付属品 桐箱 太巻き
商品説明 手紙の現代語訳は
お手紙を拝見しました。とりわけ、あなたのところに届いたという見事な海老一籠をこちらへもお送りくださいまして、誠にあなたの思し召しやお心添えのほど、かたじけなく存じます。
仰せのとおり、その後久しくお手紙を差し上げず疎遠になっていましたが、ますますご健康でいらっしゃるとの由、めでたいことでございます。わたくしも、さしあたっては息災に過ごしております。作冬より足や手に吹出物が出来て、難儀しておりましたが、先月からあらかたおさまりました。これのためにどこへも出かけず、次第に気持ちも草臥れてしまい、どなた様へもご無沙汰していました。いろいろとご面会してお話を伺いたく存じます。恐惶謹言。
 追伸。長い間安否もしらせないところにお便りをくださるお気持ち、深く感じいりました。この頃はお習字もなさっていないとの由ですが、とにかく嫌とお考えにならずに、人生のどんなときであっても、心がけて練習すればするほどよくなっていき、次第に腕があがっていくものでございます。
今後はもっといろいろな事でご対面してお話しましょう。卯月(四月)七日 神飛州様 小堀権十郎 貴報
宛名の「神飛州」は神尾飛騨守元知。奈良奉行 御持筒頭を勤めた。遠州門下の茶人
読みと解説も備わっております。

表具は一文字、古金襴花文、中回し、古裂花文 天地、古代絓(しけ)の上等な表具です。

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