井ノ口切 伝 藤原為家(筆) 和漢朗詠集 「露」 鎌倉時代
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¥480,000 税込
商品コード: s-1980
作者 | 藤原為家(1198-1275) 定家を父にもつ鎌倉時代中期の公卿・歌人である。歌道師範の家を継承して歌壇に君臨し、「続後撰和歌集」「続古今和歌集」撰者となる。晩年、阿仏尼との間に為相をもうけ御子左家分裂の種を残した。 |
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寸法 | 本紙:横15cm 縦28.5cm 総丈:横27.8cm 縦123cm |
付属品 | 古筆了仲極札 箱 |
商品説明 | 井ノ口切は和漢朗詠集で藤原為家筆と言われております。 昭和3年に断簡とした場所が井ノ口=信長が岐阜と改名する前の地名から来ております。 和漢朗詠集 「露」で 可憐九月初三夜露似真珠月似弓 白 、 露滴蘭叢寒玉白風銜松葉雅琴清 源英明 さをしかのあきたつをのゝあきはぎに たまとみるまでをけるしら露 家持 暮行吟 白居易 憐れぶべし九月初三の夜、露真珠に似て月は弓に似たり。 秋色颯然新 源英明 露蘭叢に滴て寒玉白し。風松葉を銜(ふくん)で雅琴(がきん)清し。 新古今和歌集巻第四 秋歌上 題しらず 中納言家持 さを鹿の朝立つ野邊の秋萩に玉と見るまで置けるしらつゆ 意味:牡鹿が朝立つ小野の秋萩には、玉と見まがえるまで置ける白露となった。 表具は一文字、花文銀欄 中回し、竹屋町裂 上下、しけ 軸先、象牙のとても良い裂を使用した上等な表具で良い状態です。 |