和漢朗詠集切 頓阿法師筆 款冬(山吹) 岡田華郷箱書

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¥258,000 税込

商品コード: s-1864
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作者 頓阿法師 (とんあ・とんなとも)
鎌倉・南北朝期の僧侶。歌人。俗名二階堂貞宗。
二条為世(ためよ)に師事し、兼好、浄弁、慶運などとともに和歌四天王の一人といわれた。兼好と親交があった。為世没後、その孫為定・為明に仕え、撰の途中で没した為明をつぎ、「新拾遺和歌集」を編纂。二条家歌学の再興につとめ、歌壇に大きな影響をおよぼした。家集に「草庵集」他、歌学書に「井蛙(せいあ)抄」や良基と問答形式の「愚問賢註」、随筆「十楽庵記」、日記「高野日記」などの著作がある。
正応二~文中元年(一二八九‐一三七二)
寸法 本紙:横16.5cm 縦31cm
総丈:横29cm 縦139cm
付属品 岡田華郷箱書
箱書 岡田華郷 明治27年、東京生まれ。
本名源次郎。拈華荘とも号す。
吉川霊華に師事、大和絵を学ぶ。
大正14年第6回帝展に<西王母>で入選、
唯一の官展出品となる。
昭和56年歿。享年87。
商品説明 和漢朗詠集切の款冬(山吹)の部分で晩春の歌です。
点着雌黄天有意。款冬誤綻暮春風。藤原実頼
雌黄(しわう)を点着(てんちやく)して天に意あり、款冬(くわんどう)誤(あやまり)て暮春の風に綻(ほころぶ)

書窓有巻相収拾。詔紙無文未奉行。慶滋保胤
書窓(しよさう)に巻(まき)有て相収拾(あひしうしふす)、詔紙(せうし)に文無もいまだ奉行(ほうかう)せず

かはづなく神なびがはに影みえていまやさくらん山ぶきの花 厚見女王
蛙のなく神奈備川に影を映して今頃は咲いているであろうか。山吹の花は

わがやどのやへ山吹はひとへだにちりのこらなむはるのかたみに 平兼盛
我が家の八重山吹は、一重だけでも、散り残ってほしい、春の形見に

表具は一文字、亀甲花金襴 中回し、花蔓緞子 上下、しけ 軸先、象牙の上等な表具で良い状態です。

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