DAUM NANCY ドーム ナンシー 野薔薇文 ローズヒップ 杯 花器 1910年頃

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¥798,000 税込

商品コード: t-1459
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作者 DAUM / ドーム 兄弟
兄オーギュスト (Auguste Daum /1853-1909)
弟アントナン (Antonin Daum/1864-1930)

1878年フランス、ロレーヌ地方の首都ナンシーで父親の経営する工場を引き継ぎ、ガラス食器などの日用品を製造していたドーム兄弟。
二人は同じナンシーに工房を持つエミール・ガレの影響を受けアールヌーボーのガラス製作を手がけるようになります。
ガラス工芸家や美術家など優秀なスタッフを採用し、水準の高いガラス製品を世に送り出しました。
やがて特許を取得したヴィトリフィカシオン(ガラス生地に多様な色彩の斑模様を現出させる技法) などドーム工房独特の技法も編み出し、ガレと並び称されるようになります。
1900年のパリ万博で大賞を受賞、兄弟共にフランスの栄典制度であるレジオン・ドヌール勲章を授けられるなど大きな躍進を遂げます。
名実ともにアールヌーボー期とそれに続くアールデコ期を代表し、数百人の人員を抱えるまでの大規模なガラス工房に成長したドーム社は第一次世界大戦の影響により1914年に操業を停止しましたが、5年後に再開。
現在も高級クリスタルガラスの専門メーカーとして存続しています。
寸法 口径:24.5cm 胴径:27.5cm
底の径:11.8cm 最大高さ:23cm
付属品 桐箱
商品説明 ドーム ナンシー 野薔薇文 花器 1910年頃
褐色のグラデーションを底部に入れた黄色、ピンクと乳白マーブル地の表面にヴィトリフィカシィオンで斑入りの層を作り、エッチングで赤い実を付けた野バラの枝を薄く浮き彫りした花器。

野バラの実は別名ローズヒップと言われ、花を咲かせた後に実る赤く丸い実のことです。
バラの花ではなく、花を咲かせた後に残る実をモチーフとしたことで自然の儚さ、季節の移ろいを感じさせます。

ガラス素地の中に異なった色を溶かし込んで地紋や模様を作る異色溶かし込みやエッチングによる浮き彫り、ドームが開発したヴィトリフィカシオンなどさまざまな技法を駆使した奥行きのある作品。
「ロレーヌ十字 DAUM NANCY」と胴の中程にエッチングで陽刻されています。

珍しいフォルムで口が広いつくりのため、光を取り込みやすくガラスの美しい表情をお楽しみいただけます。

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