香月泰男

(かづき やすお、明治44年(1911)10月25日~昭和49年(1974)3月8日 63才没)
山口県大津郡三隅町(現・長門市)出身。厳格な祖父に育てられる。

1931年、東京美術学校に入学し藤島武二の教室に学ぶ。
1936年、美術学校卒業後、北海道庁立倶知安中学校(現・北海道倶知安高等学校)の
美術科教師として着任。
その後、山口県立下関高等女学校(現・山口県立下関南高等学校)に転任。

太平洋戦争勃発により召集を受け、兵として満州へ。
ソ連に抑留され、シベリア、クラスノヤルスク地区のセーヤ収容所で強制労働に従事。
これが原体験となり、その後の作品全体の主題・背景となる。

1947年、シベリア抑留から引き揚げ、下関高等女学校へ復職。
1966年、九州産業大学芸術学部油絵科の主任教授を委嘱される。
1969年、「シベリア・シリーズ」で第1回日本芸術大賞を受賞。
1993年、生家に近い三隅町湯免に三隅町立香月美術館として開館。のちに、香月泰男美術館と改名。

鑑定人・鑑定機関

香月婦美子
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