青木龍山

(あおき りゅうざん、1926年8月18日 – 2008年4月23日)は陶芸家。
本名・青木久重。多摩美術大日本画科卒。
昭和29年、第十回日展に「花紋染付大皿」で初出展初入選を果たし、
以降順調に入選を重ねて、やがて天目(てんもく)で地位を築いた。
平成4年に日本芸術院会員就任、作家として頂点を極める。

有田焼の代表的作家である。
生涯、弟子も取らずに夫人(綾子 2007年死去)と共に二人三脚で天目を焼き続け、
焼き物の里・佐賀で初めての文化勲章受章者となる。

「龍山の黒」と一般によく言われる。
たしかに黒天目なのだが実は黒一辺倒でもない。
「染付、染錦(そめにしき)もやるし、金砂、銀砂もよか。
近ごろは赤絵をいろいろ試しています。今後どんなふうに変わるか、まだ分からんですよ」
新機軸はこれからだと言いたげにニヤリと笑った。

平成20年4月23日、肝臓癌により死去。享年83(満81歳没)。

鑑定人・鑑定機関

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