西岡小十

西岡小十(にしおか こじゅう、1917年(昭和6)~2006(平成18))
佐賀県唐津市出身。

1953年から約18年間唐津古窯跡調査に従事。
71年に小山冨士夫に指導を受け割竹式登窯小次郎窯を開窯。
1981年荒川豊蔵の指導の下、小十窯を開窯。
1999年、石川県にも加賀唐津辰之口窯を開窯。
1996年、ギャラリー堂島にて「小次郎窯三人展」を開催。2006年まで毎年同ギャラリーにて個展を開催。
1996年「傘寿記念展」を日本橋三越にて開催。
無所属作家の為、特に目立った受賞歴などはないが現代唐津焼の第一人者で
小山冨士夫から「唐津の名手」と称されるほどの技量を持ち、
長年の古唐津研究により絵斑唐津、梅華皮(かいらぎ)といった古典技法の復元に成功。
茶陶を専門に焼き茶碗、花瓶、水指など風合い豊な情景を表現している。

陶印は「小十」など