田中柏陰

田中柏陰 (たなかはくいん 慶応2年(1866)~昭和9年(1934) 69才没)
静岡生まれ。名は啓三郎。字は叔明。別号に静麓、孤立、柏舎主人、空相居士。

17歳のとき京都に出て田能村直入に師事。
田能村竹田系の南画の画風を受け継ぎ、濃彩の山水画を得意とした。

田中柏陰を名乗り、画塾・画禅堂を開き多くの弟子を教授した。
のち関西南画界の重鎮となった。
竹田系統鑑定家の第一人者。