河井武一

河井武一(かわい たけかず、1908年(明治41)~1989年(平成元))
島根県能義郡安来町出身

1927年より京都の叔父河井寛次郎の下にて作陶を修行。
以降、寛次郎が没するまで40年近くにわたりその指導を受け、呉須、辰砂、飴釉、鉄釉など
寛次郎の民芸芸術を継承。
また、その間、35年には鐘渓窯(寛次郎工房)に来訪したバーナードリーチの助手を務める傍らで
指導を仰ぐ。
64年、オーストラリア、ニュージーランドに外遊、シドニー、メルボルン、ウェリントンにて
個展・講習会を開催。
66年には寛次郎と寛次郎子息の博次と共に三人展を京都高島屋にて開催。
78年には作陶50周年記念展を東京・大阪・京都・岡山・横浜の高島屋にて巡回した。

落款名は「河井武印」