池田満寿夫

池田 満寿夫(いけだ ますお、昭和9年(1934)2月23日 ~ 平成9年(1997)3月8日 63才没)
旧満州生まれ。戦後長野県で育つ。

19歳で自由美術家協会展に入選。
瑛九の勧めで色彩銅版画の作製に取り組む。
真珠社から豆本のシリーズを刊行。

上野・不忍画廊で初の個展を開く。
1965年には、ニューヨーク近代美術館で日本人として初の個展を開き、話題となる。
版画家としては最高権威のヴェネツイア・ビエンナーレ展版画部門の国際大賞を受賞。

芸術選奨文部大臣賞受賞。リュブリアナ国際版画展ユーゴスラビア科学芸術アカデミー賞受賞、
米国議会図書館主催版画展買上賞受賞、「エーゲ海に捧ぐ」で芥川賞を受賞、
フジサンケイ・ビエンナーレ現代国際彫刻展優秀賞受賞。

版画の技法は、木版、銅版、シルクスクリーン、リトグラフなどが現存する。
その中で、ドライポイントによる銅版画の評価が高い。
多彩に活躍した芸術家で、官能的な作風が多く、現在でも高い評価を得る。

長野市に池田満寿夫美術館がある。