池大雅

池大雅(いけ たいが、1723年(享保8)~1776年(安永5))
本名は池野、(幼名)又次郎。通称、秋平
号は、子井、霞樵、大雅(大雅堂)、待賈堂、九樵、九霞山樵、三岳道者、他

幼少期より画を卓越していたが15歳のころより大和郡山藩の絵師、柳沢里恭に師事。
また独自に中国南宋派の画技や、俵屋宗達の大和絵の画風を取り入れながら画風を樹立し
各地の寺院仏閣の襖絵などを制作、近代日本南画の大家として知られる。
高 芙蓉とも深く信仰があり、自ら印章を刻した。
その風雅ある書体は独自のもので、ライバルの蕪村と良く見せ合ったと言われている。

代表作に山水羅漢図(黄檗山万福寺襖絵)、十便十宣帖(与謝蕪村合作:国宝指定)、等

印名は「大雅」 「大雅堂」 「大雅主人」 「池無名印」 「無名」 「九霞道人」 「九霞山人」 「霞樵」
「貸生」 「貸成氏」 「王皇香案史」 「池勤之印」 「己行千里道未読萬巻書」 「東山無名」 「三岳道者」
「公敏」 「野池」 「无名」 「无名之印」 「吸日月之休光」 「深湾池氏」 「前身相馬方九皐」 「臣乗居」
「遵生」 「五日弌山十国?水」 「茂梥清泉」(「茂松清泉」) 「狩野子井」など