林駒夫

林駒夫(はやし こまお、1936年(昭和11)~(現在))
京都市出身。

1958年、京都の人形師13代面屋庄三(岡本庄三)の主宰する「あまがつ会」に入門。
伝統的な技法の桐塑や和紙張りを用いた人形制作を開始する。
1963年より、能面師の北沢如意の元で修行。
1973年、第20回日本伝統工芸展で「乙御前」が入選、日本工芸会総裁賞を受賞。
以後、日本伝統工芸展、伝統工芸近畿支部展などに出品、入選を重ねる。
1997年、理事。2002年には幹事長にも就任、同年、国指定重要無形文化財の認定を受ける。

伝統技法を受け継ぎながらも独自の新しい技術を取り入れて人形を制作、
制作当初は舞妓や童子などを題材にしていたが、
次第に舞や歌舞伎など伝統芸能や中国、朝鮮半島の民族や風土に独自の解釈を加えた
オリジナリティーの高い作品を制作。