智内兄助

智内兄助(ちない きょうすけ、昭和23年(1948)~)
愛媛県今治市(旧越智郡波方町)出身。6人兄弟の末子。

1971年、「シェル美術賞展」佳作賞。「日仏現代美術展」フィガロ1席、2席、特別賞。
東京芸術大学大学院油画科修了。

1980年代前半より、長女・久美子氏をモデルに艶やかな着物姿の童女を描いた一連の作品で評価を得る。
日本画古来の素材である和紙や絹を洋画材のアクリル絵具を結び付けた独特な画法で、
日本画と洋画との境界を越えた革新的な絵画表現を創り上げる。

1992年、新聞連載された宮尾登美子の小説『蔵』の挿絵が人気を博した。
2002年、2004年ギャルリーためながパリ店にて個展開催、ヨーロッパのコレクターを魅了、
特に大コレクターであるロスチャイルド家に蒐集される。

2007年愛媛県美術館にて大回顧展開催。