平福穂庵

平福穂庵(ひらふく すいあん、1844年(弘化元)~1890年(明治23))
秋田県出身。

父について画技を修得、その後独学にて画を研究。
1880年、第3回秋田県博覧会にて1等を受賞。
90年には、内国博覧会にて妙技二等賞を受賞し、明治時代に活躍した画家として知られる。

明治時代前半の、日本画の混乱期に近代日本画の方向性を示した先駆者の一人であり、
写生を重んじるその精神は、子の平福百穂に受け継がれていきます。
平福穂庵がつけた中央画壇への道筋を足掛かりに、寺崎広業や平福百穂が
その才能を開花させるのです。

印名は「穂菴」(「穂庵」)「平穂之印」など