尾形乾山

尾形 乾山(おがた けんざん、 寛文3年(1663年)~寛保3年(1743年7月22日) 81才没)
京都の呉服商、雁金屋の三男として生まれる。六歳年上の兄は尾形光琳である。

乾山は父の莫大な遺産が手に入っても、内省的で書物を愛し隠遁を好み、
霊海・逃禅などと号して地味な生活を送った。
1689年、仁和寺の南に習静堂を構え、参禅や学問に励んだ。
野々村仁清から本格的に陶芸を学ぶ。

京の北西・鳴滝に窯を開く。
北西(乾)の方角あたることから、「乾山」と号した。
江戸時代の絵師、陶工。

乾山の名は代々受け継がれていった。6代乾山(1851-1923年)はバーナード・リーチの師。