小川千甕

小川千甕 (おがわせんよう 明治15年(1882)~昭和46年(1971) 90才没)
京都市出身。本名は多三郎。

早くから古典に親しみ、聖護院洋画研究所で浅井忠に洋画を学ぶ。
大正2年には渡欧し、洋画の研鑚に励む。
帰国後、南画に転じ、芭蕉・蕪村・良寛を好む。
戦後は個展を中心に作品を発表した。
仏典・漢文・国文に造詣が深く、自分も和歌・俳句・随筆をよくし、歌人としても知られている。