千宗旦

千宗旦(せん そうたん、せん の そうたん、天正6年(1578)~万治元年11月19日(1658年12月13日) 81才没)

少庵の子として生まれた宗旦は、十歳の頃に祖父利休の希望で大徳寺に渇食として預けられる。家督争いを避けるために仏門に入れられたと言われている。春屋宗園のもとで禅の修行を積み、得度した。
1594年、千家再興が叶ったことから、弟子らとともに利休流のわび茶の普及に努めた。
乞食修行を行い『乞食宗旦』と呼ばれたという。

晩年に建てた一畳台目(約二畳の広さ)の茶室は、
侘び茶の精神を表した究極の茶室とされている。
千家中興の祖とされ、毎年11月19日には宗旦忌が営まれる。