亀井楽山

亀井楽山(かめい らくざん、1945年(昭和20)~(現在))
福岡県出身。本名は亀井 弘

高取焼本窯の14代亀井味楽の弟として生まれる。
16歳の頃より兄の下で作陶修行を始め、兄の補佐を行う傍ら、自身の作品を制作。
翌、1962年より福岡県美術展に出品を重ね、同年の初入選以降毎回入選を重ね、
64年には佳作賞、72年には福岡県市長賞、75年には知事賞などを受賞。
また、77年より同展審査員を歴任。この間64年より西部工芸展にも毎回出品・入選を重ねている。
他、80年より日本伝統工芸展、西日本陶芸展、毎日陶芸展などにも入選を重ねており、
87年に日本工芸会正会員に認定。
90年には兄の陶房から分家して独立、93年には第1回ポールアンビュー賞に選出されている。

作風は、伝統の高取焼の陶土や釉薬を基本としながらも、独自のユニークな造形により、
現代風の茶陶を中心に制作。

陶印は「樂山」「高」など