マイセン

マイセン【MEISSEN】

ヨーロッパ陶磁器界最高峰の地位を誇る「マイセン」
錬金術師ベットガーの手により作り上げられた白磁は1709年以来その製法と模写方法において
まったく色褪せることなく今日に至ってます。
その有名な「二本の剣」のマークは製法を外部へ漏らさぬようにとの願いが込められたものでした。
その為監禁され続けたベットガーは30後半という若さで亡くなってしまうのです。
当時はそれほど白磁というものは貴重だった理由なのです。

シノワズリーの天才絵付け師ヘロルド、 フィギュリンの原型を創ったといわれるケンドラーなど
すばらしい人物を輩出したのもこの釜です。

中国絵付けのザクロをタマネギと間違えたといわれる「ブルーオニオン」、
大輪の花が見事な「ブルーオーキッド」今なお磁器芸術の頂点として活躍するマイセンは
すばらしい評価を受け続ける美意識の塊でもあるのです。