三代 勘兵衛

享保13年(1728年)~享和2年(1802年)

八代藩主前田十熙、十代藩主前田重教、
十一代藩主前田治脩の御用達窯として勤める

二代と同じく初代の伝統を受け継いだ古格な作風ではあるが、
釉薬や櫛目などに技法の模索、創意があるものがある

初代 長左衛門

寛永8年(1631年) – 正徳2年(1712年)

大樋焼を創始した
屋号は荒屋、号は臘月庵

1666年、加賀藩主五代前田綱紀候の元に仕官していた裏千家四世仙叟宗室は、
楽家四代一入の弟子であった土師長左衛門を茶碗造り師として金沢に同行させ、
楽焼の技法を習得させた

この時より河北郡大樋村(現金沢市大樋町)に窯を築いたのが大樋焼の始まり