坂田泥華

坂田泥華 14代(さかた でいか、1915年(大正4)~2010(平成22))
山口県出身

父に13代 坂田泥華を持ち、地元の高校を卒業後は家業に従事する。
しかし、戦時中と重なり召集により出兵。
戦後から本格的に父に作陶を学び、1950年に父の隠居に伴い、14代坂田泥華を襲名。
56年に現代陶芸展初入選(以降連続入選)、61年に日本伝統工芸展に初入選。
64年には正会員に推挙され、76年には理事に就任している。
そのほかに65年には山口県文化奨励賞、70年中国文化賞の受賞に続き、
72年に山口県重要無形文化財の認定、81年紫綬褒章、87年に勲4等旭日小綬章を綬章している。

作風は伝統的な萩焼の作風を継承する傍ら、独自の技法で豪放な作品の中に繊細さを表現しており
特に泥華井戸と称される井戸茶碗が有名。

陶印は「泥華」「泥華窯」