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福澤諭吉

福澤 諭吉(ふくざわ ゆきち、天保5年(1835年1月10日)~明治34年(1901)2月3日 68才没)
大坂堂島浜(大阪府大阪市福島区福島1丁目・通称 ほたるまち)で生まれる。
父は、商人を相手に藩の借財を扱う職にあったが、儒教に通じた学者でもあった。

読書嫌いであったが、14、5歳になってから近所で自分だけ勉強をしないというのも
世間体が悪いということで勉学を始める。しかし始めてみるとすぐに実力をつけ、
以後様々な漢書を読みあさった。
1854年、19歳で長崎へ遊学して蘭学を学ぶ。
1855年、大坂の中津藩蔵屋敷に居候しながら、蘭学者、緒方洪庵の適塾で学ぶ。
1857年、適塾の塾頭となった。適塾ではオランダ語の原書を読み、筆写し、
時にその記述に従って化学実験などをしていた。
適塾は医学塾ではあったが、福澤は医学を学んだというよりはオランダ語を学んだということのようである。

1858年、江戸の中津藩邸に開かれていた蘭学塾の講師となるために江戸へ出る。
築地鉄砲洲にあった奥平家の中屋敷に住み込み、そこで蘭学を教えた。
この蘭学塾「一小家塾」が後の慶應義塾の基礎となったため、この年が慶應義塾創立の年とされている。

1859年、英蘭辞書などをたよりにほぼ独学で英語の勉強を始める。
米軍艦ポーハタン号 (USS Powhatan) で渡米することとなり、
咸臨丸の艦長 軍艦奉行木村摂津守の従者として、アメリカ合衆国に渡る。
福澤は、通訳として随行していた中浜万次郎(ジョン万次郎)とともに
『ウェブスター大辞書』の抄略版を購入し、日本へ持ち帰って研究の助けとした。

帰国した年の冬、竹内下野守を正使とする使節団を欧州各国へ派遣することとなり、福澤もこれに同行。
ヨーロッパでも土地取引など文化的差異に驚きつつ、病院や銀行、郵便法、徴兵令、選挙制度、議会制度
などを通じて、福澤は日本に洋学の普及が必要であることを痛感する。

帰国後、『西洋事情』などの著書を通じて啓蒙活動を開始。
1882年、日刊新聞『時事新報』を創刊。

1984年~2004年の日本銀行券D号1万円札、2004年~のE号1万円札の肖像にも使用されている。

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